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院長のブログ

クリニックのこと

緊急処置

今日は土曜日で、ゴールデンウィークの終盤です。近所の保育園のこどもたちが遠足に出かけていましたが、午前の診察中、ひとりの子が転んで額を切ってクリニックに連れられてきました。受付のときに看護師さんがちょっと見た感じでは、「先生、縫ったほうがいい感じの、ちょっと深い切れかたです・・。」とのこと。お子さんは怖がり、大声で泣いています。
まずは、緊急ということで処置室に入っていただいたところ、額に深い傷があり、明らかに縫ったほうがいい状態。お子さんの怖がっている様子からも、順番待ちであとにするよりも早めに処置をしてあげたほうがいい状況でした。「・・・・・ちょっと今、混んでいるけれど、早めに処置してあげられるかな・・・。」先に順番待ちの皆様にお待ちいただき、スタッフみんなでなだめながら、無事に縫合処置をさせていただきました。

本日、順番をお待ちいただいた皆様には申し訳ありませんでしたが、御協力をいただき、とても助かりました。この場を借りて感謝申し上げます。

治療とダウンタイム

「ダウンタイム」とは、手術や美容の治療を受けてから、その結果が完全に落ち着くまでの時間のことをいいます。たとえば、シミのレーザー治療を受けていただくと、その部分には軽いかさぶたができ、剥がれて取れてくるのに1週間程度かかります。それまでは、上からお化粧をしていただいて、カモフラージュしていただくこととなります。
このちょっとしたストレスをなくすには、「ダウンタイム」を少なくする治療が望まれます。光治療器といい、肌を損傷せずに色素だけを淡く減らしていく器械がありますが、こちらは肌にかさぶたをつくるようなことはありません。しかし、色素を減らす力は弱いので、治療の回数は多くなります。
また、二重まぶたの手術方法には、大きく分けて、埋没法と切開法があります。埋没法は、腫れが少なく、すぐに落ち着いた状態になります。「ダウンタイム」は短いといえます。しかし、糸でアイプチをつくるようなところがあり、はずれて後戻りする可能性があります。切開法は、皮膚を切って二重にするので、どうしても腫れが生じます。自然な感じになるには、1週間から2週間程度かかりますが、後戻りすることはほとんどありません。

治療には、ゴールと道のりがあります。私は、治療法がいくつかある場合には、どの方法が適切であるか、いつもいっしょに考えていきたいと思っています。

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